ものすごく惹き込まれた。。
石橋英子さんの依頼から始まった映画らしく、まるでMVのように音楽と自然とそこにいる自分が一体となっていた。
カメラの視点を前から、後ろ側、遠く、自分のようにさまざまな場所に置くことでどこにも誰にも寄り添わず、常に観客である私でいられる。ここで話されている話題に対して、常に冷静な判断ができる。だからこそ判断のつかないこと、悪は存在しないことの難しさを考える。
こんなに誰にも寄り添ってないのに、物語のサスペンス性だけで、この人たちのこと、言動、行く末、一生観ていたいと思った。なんでこんなおもしろいんだろう人の生活は。
自然も動物もいつもそこにあることを忘れさせないし、開拓者である人間である以上自然への畏怖は拭えない。都会で暮らすことは楽の最たるものな気がする。