貝崎さんの映画レビュー・感想・評価

貝崎

貝崎

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.5

終始ドキドキしてめちゃくちゃ面白かった。バーニングでも素晴らしかった女優さんチョン・ジョンソ、めちゃくちゃ良い。

過去と現在が繋がることであるところで人生が何度も何度も攻守交代しながら180度形を変
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

差別意識を植え付けられる過程を見てもやっぱ構造的な問題なんだと落胆するしかないけどでもやっぱりひとりひとりの心を動かすのはひとりひとりの人間の力なんだよなあという希望を見出せた。救いようのないラストに>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

俺の話なんて誰も聞かない、ラップで語るのはみんなが話を聞くからだっていうとこまじ泣いた。

映像的に新しいものはとくになかったけど、この作品は言葉の使い方が上手くて多分日本語訳も上手くて、ストレートに
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.0

エドワード・ヤン2作目なんだけど、この人の作品はぜーったい映画館で観るべきだと実感。とりとめのない会話が多すぎて、抽象的すぎて、雑音の多い自宅ではまったく集中できなかった。

頻繁に登場するアメリカと
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.0

輝いていた時の姿にも、いつ落ちてくかわからない危うさがずっとあってドキドキした。カヴァレリア・ルスティカーナが過去の栄光を思わせるような切ない旋律で、始まった時からずっと、終わっちゃうんだなあこの人と>>続きを読む

トラベラー(1974年製作の映画)

3.5

この少年の行動力尊敬しかない。肝が据わりすぎてる。
自分の目的の為に平気な顔で嘘をつくことに罪悪感を持たないところ、心配になったけど、こんな子供たちが押さえつけられてるような環境では貴重な逸材にも思え
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

バッダスの眼鏡姿シンプルニューヨーカースタイルがギャップイケメンすぎてキュン

繰り返される黒人差別とタイムループの組み合わせはなるほどすぎるし説明としてめちゃくちゃわかりやすいし短編にするにも最適だ
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.5

今ブラック・ミュージックと差別の歴史についての本をちょうど読んでいるところで、この作品も黒人の精神に刻まれたブルースと差別について描かれたもので、かなり理解が深まった。

マ・レイニー(ヴィオラ・デイ
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.0

何かおかしいがオープニングからずっと地続きで最後までピークが来ないのに全然飽きない。色彩がイカレてて見応えある。

ホラーとしての仕掛けも斬新でなんか笑ってしまうようなところも多々あって新鮮でおもしろ
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ歪んでたなあ。言葉での説明がつかないけど、暴力とセックスの結びつきと、相反する好きという気持ちが全部同時に入り混じってしまえる複雑さが複雑なまま、でもなんか気持ちわかっちゃうみたいな絶妙な>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.0

さまざまなタイプの母親たち、ジェンダーの人々が出てくるし抱えてる問題もあるけど、皆強くて明るくて、それぞれがちゃんと問題に向き合って、助け合って、前を向いて、素晴らしいなと思った。

母になることがど
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.5

エリン・ブロコビッチ。まずはこの迫力ある名前にもうなんかしらの力強さを感じずにはいられません。

社会的な信用さえなかった彼女が弁護士事務所で成功していく奇跡みたいなサクセスストーリー。どう考えても彼
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.0

説明不足な点が多く、終わりに向かって失速する脚本の粗さは感じるけども、初期から順に観てると多分久々におもしろかった作品。同じプロットの作品はのちにいくつも出ていてどんどん洗練されてくのは当然だしな、比>>続きを読む

にあんちゃん(1959年製作の映画)

3.5

戦後の復興を遂げた東京と廃れゆく地方の差が甚だしい。同じ国の同じ時代とは思えないレベル。在日コリアンだそうだけどそこに言及する描写はそれほどなく、もはや関係ない。この町には未来ない。

兄妹が離ればな
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(1997年製作の映画)

3.0

エキストラの仕事で川に入ってからずっと首が曲がって痛くて最後まで治らないのまじ意味わからんけどまぬけでおもしろすぎ。何を暗示してたんだろう。ずっと何もわからなかった。

デビューからの3作の中で一番生
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ノトーリアス・B.I.G. 伝えたいこと(2021年製作の映画)

3.5

なんとなく名盤だから聴いてただけで特別好きってわけでもなかったけども、こうやって彼の人生から創作からスタイルから知ることはやっぱ重要だなと実感。Ready to dieがどんな経緯で作られたか、リリッ>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.5

あまり説明がないままに、流れるように登場人物が紹介され、裁判が始まる。テンポよすぎて油断してたら何が起こってて誰がどの立場で話してるかわからんくなって、一旦止めて初めまで巻き戻した。

会話の横行にも
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

例えば音声オフにして映像見てるだけでもきっとおもしろいだろうなと思うくらいの、写真集のような美しさがあった。建築に興味を持ったことはなかったんだけど、自然の色彩の中に佇むコロンバスの建築はそこにある異>>続きを読む

ザ・プロム(2020年製作の映画)

2.5

高揚感あってハッピーでカラフルで歌もダンスも最高にうまくて素敵。豪華絢爛なブロードウェイ的な70s的なテイスト。ただミュージカル映画にもその文化圏にもとくに思い入れもなく好きも嫌いもないって感じ。。>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.5

全体的に直球球が多くて粗削りだけど良かった。わかりやすい方が後進国にも届く。ラストのストライキとスピーチリピートして何回も泣いちゃう。彼氏役の子がアジア系っていうのにびっくりだし嬉しかった。

リンダ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

移民としてアメリカに来た中国人母を持つ女の子がシンガポールの由緒ある家庭の生まれのクレイジーリッチと出会って結婚するまでの物語。金持ちと結婚する一般人という意味ではシンデレラストーリーだけど、有色人種>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

トリーチャーコリンズ症候群という病気の人を見たことも聞いたこともなかった。きっと知らないというだけで初対面のオギー(ジェイコブ・トレンブレイ)の同級生状態になっちゃうから知っておくというのはとても重要>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.0

涙で心のデトックスするには犬しかないだろってことで選びました。犬はかわいいよそりゃ犬はかわいい。。

かわいくて賢くて従順でそりゃもう軽率に泣く。犬としての人生を3、4回繰り返して最後回収されるんだけ
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となりの怪物くん(2018年製作の映画)

1.0

菅田将暉みたかっただけのやつ。
これもっと昔の作品かと思ったらわりと最近の作品でびびった。このキャリアでこんなんやるんだっていう。あと2018年で西野カナは古いでしょ。

んーこれキュンキュンしなくな
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.0

自分を闇から救い上げてくれた子があんな風にあっけなく闇堕ちしていくところ見ちゃったらトラウマでもう立ち直れなくない?とちょっと思ったけど、バイオレット(エル・ファニング)はもうフィンチ(ジャスティス・>>続きを読む

明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.5

タイムリープの謎とか整合性とかそういうめんどくさい話は置いて、ある想いがその事象を動かしてたっていうのが爽やかで気持ちいいエンディングに繋がって良かった。こんな素敵な夢を観させてくれるなんて最高の映画>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.5

ロビン・ウィリアムズのこの話し方なのか佇まいのヒーリング効果何だろうな。

30年の眠りから醒めてからの新しい世界に触れる喜び、人間らしい生活を送れない怒り、症状が悪化する恐怖、難病を患うというのはど
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劇場(2020年製作の映画)

2.5

全体的にあるある集めましたみたいなにおいが漂ってて鼻についた。永田(山崎賢人)のクズで気持ち悪い自分をしっかりご丁寧に説明してくれるモノローグウザすぎ。いや、俺、わかってるからちゃんと、きもいですから>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

趣里も菅田将暉も役柄に見事に嵌まってて、ブッ飛んだキャラクターな上に誰もが共感できる恋愛ではないにも関わらず、しっかり腑に落ちた。津奈木(菅田将暉)が寧子(趣里)と3年も一緒にいた理由が、ちょっと私だ>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.0

最近私がもし今このまま孤独に死んだら誰に発見されて誰が悲しむんだろうなと考えるくらいのキモメンタルに苛まれてて、デトックスの為に何でもいい泣けるやつが観たかったんだけど、そういうのではなかったっ!寧ろ>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.5

ほとんどのモノクロ映画は好みじゃないと思ってるので、見るのに覚悟がいったけど、おもしろかった。よかった、、

何が凄かったのかもちろんちゃんと復習しました。撮影技法諸々が革新的だったという事実をふーん
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.0

まったくみたい気がしてなかったけど観といた方がいいのかもしれないな映画市民ケーンをみる口実になってくれた。フィンチャーと素晴らしい俳優たちの名前があったから。

おもしろいのかどうかはわからなかった。
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

3.0

設定が斬新すぎて、序盤何が起きてるのかまじでわからなかった。深夜4時にネクタイやボタンを緩め出して、床にバタバタと倒れてく光景のシュールさ世界一。
そこから繰り返される数日間を彼らの苛立ちと衰弱をその
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.0

おもしろいなあ。。川島雄三監督作品2作目にしてもう好きすぎる。

不良すぎるなにこの家族。人間性?倫理観?なんか大事なもんがいっぱい欠落している無秩序家庭。したたかすぎる女性たち。みんな良い目つきして
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0

セットや美術、衣装どこを取ってもモノクロにも関わらず喜劇に相応しく質素だけどポップさを感じる。役者に施されたメイクやほくろ、眉の形など、脇役ひとりひとりにも細かいキャラ設定があって素晴らしかった。>>続きを読む

暗殺者の家(1934年製作の映画)

2.5

1時間ちょっとの短い映画なのに全体的に冗長だと感じてしまうくらい緊迫感に欠けていた。ドタバタしていて無駄な動きばかりしてるように見える。暗殺現場のいちばん大切なシーン、母親の表情だけでサスペンス性生み>>続きを読む

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