このごちゃ混ぜ何でもアリな感じは好き。
人間界の様子をTVで監視する場面から最高。

フィルムの劣化による音飛びや画面の乱れが混沌具合をさらに極めてる笑

木村恵吾「狸御殿」シリーズの変種を新東宝斎藤寅次郎監督が、荒唐無稽のナンセンス喜劇で味付けした美空ひばり主演の痛快レヴュー映画に仕上げた傑作。同年代の雪村いづみの加勢を得、川田晴久とダイナブラザースの河童集団、トニー谷、堺駿二の魔法使い、廣沢虎造の次郎長一家等の歌と踊りとコントを織り交ぜ、抱腹絶倒のショーとなった。美空がピーターパンの格好して立回り、雪村が壺から出没しての大混乱の中、川田の洒落気は粋だ。斎藤監督の憲法改正の政治風刺も飛び出すドタバタを、私は尊敬するし大好物。

オペレッタ喜劇「狸御殿」モノの1本で、
美空ひばり、雪村いずみ、トニー谷が歌って踊るミュージカル映画...なんだけど、
正直歌っている時間よりも、引っぺがされた河童の頭の皿を巡って番長皿屋敷が始まったり、
狸と河童が入り乱れて合戦をしてるところにピーターパンの格好をした美空ひばりが参戦したりする時間の方が長かった。