カーアクションと思われる人もいるだろう
ただこの映画の作り手はマイケル・マン監督
普通にアクション映画を撮る監督ではない
本作は自動車メーカー「フェラーリ」の創業者として
エンツォ・フェラーリの人生を描く伝記映画です
人間関係や会社の資金繰り
そして一番となるのが見せ場である
イタリア全土を縦断する公道レース"ミッレミリア"を舞台とする
そのうえでこだわりぬいたディテール
エンジン音、当時を再現した映像は素晴らしい
この作品を楽しむ上で年表を把握してると良いだろう
本作は1947年にフェラーリ社を設立
10年後の1957年の公道レース"ミッレミリア"へ向けた物語
フォードvsフェラーリでは
1959年のル・マン24時間レースの覇者キャロル・シェルビー
1966年のル・マン24時間レースに挑む物語
後押さえとく内容として
フォードの買収騒動や
フィアット・グループのやり取りが興味深い
見所は沢山ありますがやはりレースシーンは圧巻
本当に衝撃的でした
フェラーリ愛好家である
マイケル・マンが長年にわたって
製作を検討していた企画です
この作品は念願の映画化でした
マイケル・マン監督作が好きな人もしくは
車が好きな人向けという感じの狭き門ですが
是非とも観てもらいたい映画です