にっきい

DOGMAN ドッグマンのにっきいのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
3.2
予告は1回しか見たことなくて殆ど覚えてないけど、何故か劇場鑑賞しようと決めてた映画。

ダグラスがドッグマンと呼ばれるようになる話し。
後から気付いたんだけど、今作はリュック・ベッソンの新作でした。

犬を乗せたトラックで逃亡中に逮捕されたダグラスは、その異様な姿のために精神科医の診断を受ける事になる。
そこで語られるダグラスの悍ましい過去とは…、って話し。

暗い、凄まじく暗い。
そして胸糞。
ダグラスの父親が暴力しか無いような人物で、母親は逃げ出す。
長男はそんな父を崇拝していてダグラスの事を全く気にかけない。
優しいダグラスは父親が闘犬の仕事で飼っている犬と仲良し。
父親は仕事道具として扱っているので闘志を昂めるためと言って餌すらやらない。
ダグラスが餌やってるのを兄がチクって犬の檻に入れられる。
お仕置きではなく、犬として暮らせと言われて以後一切出してくれない。
犬が子どもを産むとそれを殺そうとして、庇ったダグラスを散弾銃で撃つ。
親子の愛情が無いどころか、人間として壊れてる。
ダグラスは犬と心を通わせるようになり、人生の伴侶として生活を始める。
恋をしたりドラァグクインとして歌ったり、幸せを掴みかけると必ず悲劇が襲ってくる。
側から見ると地獄のような人生だけど、きっと本人はそこまで悲観してなかったのかも?
「神は何もしてくれない」と不満は言ってたけど。
主人公が車椅子のドラァグクインってだけでもインパクトあるのに、わんこがとてもとてもお利口さんでストーリーに惹き込まれる。
基本的に暗く重いんだけど、わんこの働きでスカッとする部分もあったり。
ラストは救いの無いように感じたけど、本当の意味はどうなんだろうか?




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年3月10日
鑑賞回:11:40〜13:45
劇場名:MOVIX京都
座席情報:シアター② M-3
上映方式:2D 字幕
レーティング:PG12
上映時間:114分
備考:リピーター割引
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