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DOGMAN ドッグマンのmarutabatsuoのレビュー・感想・評価

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)
4.0
これはリュック・ベッソン流のジョーカー。いや、もっと言えばティム・バートンの『バットマン リターンズ』のペンギンだ。
虐待により不虞になり、犬だけが心の友になった男。その闇落ちしてゆく美しく、哀しみを背負った人生を描く

ティム・バートンほどのダークさはないものの強い哀しみが支配。途中の恋のような鮮やかな瞬間、ドラッグクィーンとしての艶やかさが余計に際立たせる。
そして、犬のアクション!

リアリティはないがファンタジーとして捉えると、めちゃくちゃ面白い。出来不出来の差が大きいベッソンだが、今作は大当たり!