りおパパ

ある閉ざされた雪の山荘でのりおパパのネタバレレビュー・内容・結末

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

東野圭吾原作だし、出ている俳優陣も好きな俳優陣だったので、先入観を持たないように原作未読で視聴。ただ、ミステリーというならもう少し謎解きに痛快さが欲しかった。その意味では主人公である重岡君演じる久我が、もう少し謎解きを感じさせるキャラに寄せた方が良かったような気がする。東野圭吾作品は、ミステリーでありながらどこかに泣かせられるポイントがあるのも特徴。今回は堀田真由さん演じる笠原温子のいたずらをきっかけに起こった事故で半身不随になり、復讐の鬼と化した朝倉雅美(森川葵さん)の心をくみ取って、本多(間宮祥太朗さん)が書いたシナリオを温子、由梨枝(西野七瀬さん)、恭介(戸塚純貴さん)が死ぬ気で演じて、最後には立ち直らせたところになるのでしょうか?ただ、それについてはちょっと泣けなかった。ただ、全体的につまらなかったかというと、そういう訳でもなくて、これがオーディションという設定の中で、殺人も現実なのか芝居なのか判らない。そういう設定の中で物語が進んでいくというコンセプトが面白かったのか、最後まで楽しめました。それにしても、久我はどの時点でこれが芝居だと気づいたんでしょうか?
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