りおパパ

ある男のりおパパのネタバレレビュー・内容・結末

ある男(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

AmazonPrimeで鑑賞。原作はずいぶん前に読んだ記憶があるけど、大分忘れてしまった。ただ、いろいろな事情で、自分の名前を捨て、別人として人生をやり直したいという人がいるのは事実。本当のその人でなかったにせよ、その人がその人として生きていた時間を一緒に過ごしていた人にとっては、名前はある意味どうでも良いこと。忌まわしい過去を捨てて、新しい人生を一緒に歩んだ人として記憶に留めておけば、それはそれで良いのだろうなと思ってしまった。ただ、ある人は自業自得で、またある人は周囲の環境によって、その名前で生きることがつらくなるのは事実。人生は何度でもやり直せるとは言っても、やり直せないこともある。そういう宿命を背負ってしまった人にとって、名前は何とも厄介なものなんだろうなとつくづく思ってしまいました。
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