面白さも感じつつ、退屈さも同時に感じる作品だった。
基本的には
主人公が引っ越してきた大分の町に住んでいる、言葉を話すことができない少年が徐々に主人公の優しさに触れ、心を開いていくという物語
主人公の数年前の過去を深掘りしていく物語
の二つの軸でストーリーが進んでいく。
最初の方は過去編が非常に面白く、主人公に感情移入できた。
しかし、思ったよりも過去編が長く感じたので、過去編よりも現代編のほうにより焦点を当てて欲しかった。
現代編から過去編に移るときの切り替えが少し違和感があったのでその切り替えがあるたびに心が離れてしまっていた。
また、原作が小説ということもあってか内容がかなり詰め込みすぎているなと思った。やりたいことはわかったのだが、全体的に中途半端になってしまっている。
この作品を見て小説を読んでみたくなった。