熊澤尚人監督と上野樹里、めっちゃ期待したんです。すごい印象的なショットが見れるぞーってね。コレは見る方の勝手な言い分です。
そしたらバカリズムがやけに上手くて怖くて嫌な存在感出してて、理不尽な編集部の中で一際目立ってたんですよ。
Xがなぜ怖いのか。
何をするかわからないから怖いのか、誰がXか分からないから怖いのか、なぜ心配し怯えるのかの説得力がもっと強ければ、林くんの行動も納得行っただろうけど。
なんか全般的に、絵に描いたようで、演出の冴えを感じなかった。ステレオタイプな編集社、取材記者の群がるさま、この辺に細やかさや新たな可能性が見えず、個々の役柄から溢れ出てしまうようなヤバい感じな凄さには出会えなかった。
言葉じゃなくショットで語る監督だという思いで見てしまった。私の思い込みと期待が過剰だったんだろうな。
あ、そうそう、ポスターが全然そそられなくて、実際そのとおりだったなぁ。