このレビューはネタバレを含みます
惑星難民Xの話ではあるが、現実世界の異質なものや馴染みのないものに対する向き合い方を考えさせる話。心で見ましょうって。
原作も未読の鑑賞一回の人の戯言程度ですが以下考えたことです。
さて、まず世界観の面で考察するとこのXさんたちは難民として地球に来たわけですが、その前から地球に来ていたんじゃないですかね。難民という立場で辿り着けるなら、前から来る技術力あったんじゃない?某米の国が受け入れるってやっぱりそういう技術面のリターンとかあったのかなって。本当にXかは別としてXの血を引く子供(既に大人)がいる時点で、まだXの受け入れの安全性議論してる段階にしてはズレを感じる。その路線で行くと誰がXとか言ってられないレベルで、それこそ隣人として実は身近にいらっしゃるんじゃない?って。
で、自分がXである証明もXじゃない証明もできませんと。腕にマーク出たり出てなかったりもありますが、あれはXかどうかっていう事実は知覚しようと思えば調べようはあるってくらいのことを映像的に表現しようとした感じかなと思ってます。視聴者向けの答え合わせ的な側面もあるかな?(腕に印なんていうすぐバレる分かりやすい特徴あってたまるか笑)
で、みんな観終わって気になるのが、どっちがX?結局誰がXだったの?ってことですけども…
2時間かけて、正体がどうかなんて関係ないじゃない!心が大事!ってお話を目の当たりにしたのに、気にしてる自分がいるわけですね。
色々考えもあると思いますが、個人的な一つの答えとしては、「誰がXでもどうでもいいや」ってとこですかね。