こばまさ

隣人X 疑惑の彼女のこばまさのレビュー・感想・評価

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)
2.9
ジャケの上野樹里が気になって仕方ないので、観てみた。
そもそも、こんな映画が最近あった事も全く知らなかったし…
それでは、のだめ🎹じゃない上野樹里を堪能しよう。


-紛争により故郷を追われた「惑星難民X」が地球上に溢れ、日本政府は彼らの受け入れを決定する。
人間の姿をコピーして社会に紛れ込んだ「X」がどこにいるのか、「X」とは何者なのか誰にも分からず、人々の間に不安と動揺が広がっていく。
週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)は、スクープを狙ってX疑惑のある柏木良子(上野樹里)の調査を始める。
笹は、自分の正体を隠したまま良子に近付き距離を縮めていく内に、彼女への恋心が芽生えてしまう-

“リアリティがなさすぎる!!”


いかにもSFチックなストーリーのくせに、本編の中にSF描写は一切ない。
この作品に限らず、相手が宇宙人なのか犯罪者なのか最後まで分からない設定って、よくある話な印象。
それでも、林遣都と上野樹里だし、そこまで退屈はしない…と思いたい。

これ、おそらくですが、原作の小説はもっと面白い筈です。
何なら、映像化に向いてないんじゃない?
そのぐらい、想像力の中でこの話を膨らませていった方が楽しそうだなって思ってしまった。


あらすじに書いた、林遣都と上野樹里が恋仲になっていく一方で、拓真(野村周平)とレン(ファン・ペイチャ)という2人のサイドストーリーもあるんだけど…
これがまあ色々とジャマ!

この2人が悪いとかじゃなくて、何でこの役に台湾人を起用したのか。
日本語を学ぶ為、日本の大学に通う為に留学し、バイトを掛け持ちしながら頑張っている女の子なのに、その相手がメタルもどきのバンドマン…
いや、このバンドが売れてるならまだしも、趣味レベルのフリーター。
なのに、一瞬で抱かれる。

この、一瞬で抱かれるくだりは、林遣都と上野樹里のパターンでも出てくるので、心の中で「そんなバカな…」と2回つぶやいたよ。


総評すると、なんて言ったらいいのかな?
決してつまらない訳ではないんだけど、大して面白くもないと言うか…
ワタシ個人としては、上野樹里のお陰で最後まで観れた感は拭えない。

上野樹里加点を含めても、3.0に届かず!
こばまさ

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