惑星Xで紛争が起き、助けを求めてきた地球外生命体をアメリカ政府は惑星難民Xとして受け入れた。人間の姿に擬態化出来る能力があり、人間を決して傷付けない固有性を持っていたからだ。しかし日本では受け入れに不安を感じ否定的な意見が多かった。週刊東部の編集長はXの取材に力を入れ、契約社員の笹も取材班に入れてもらう。
▶︎パリュスあや子の小説『隣人X』の映画化で、ユリゴコロ』の熊澤尚人監督作で上野樹里、林遣都が共演したミステリーロマンス。
惑星難民やマスコミの取材体制を絡ませてのロマンスで、本質を見ること、みんな違っていいことを謳ってる。
原作によるものか、脚色で起こったものなのかは分からないが、設定の不十分さがあちこちに見られ、それらが頭から離れず白けさせる結果になった。
上野樹里演じる柏木良子の表情の動かなさは敢えての演出だとは思うが、そこまでする必要はあったのかと思う。
ラストの急にまとめに入った感が、それまでを台無しにしていた。