劇場版のオープニング、福祉センターの場面での圧倒的な画面の白さと明るさに「うわぁ…映画だ…」と感じたことを今でもハッキリと覚えている。ビデオ版の【沙織】を引き継ぐエピソードや、西陽の差すあの部屋で電話している真理子のシーンの既視感など、ビデオ版からのファンへの目配せも嬉しい。また、シャワー、布団、仏壇、などなど後にミーム化する場面も多く『呪怨シリーズ』の中で最も爆発力の大きな作品だと言える。
そして…エンドロールに流れる推定少女の『鍵が開かない』が最高すぎるんだ…映画『呪怨』の主題歌に、およそイメージ違いのミニスカ制服ギャルをねじ込んだオトナの事情は知る由は無いけれど…哀しく切ない彼女たちの歌声は呪怨の世界観を完璧に表現した最高のエンディングになったんだ…