エンプティーヘブン

コンクリート・ユートピアのエンプティーヘブンのレビュー・感想・評価

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)
3.5
隠された時間以来8年ぶりの作品でしたが、いい作品でした。制作費20億円前後の作品なので基本的には商業映画、娯楽映画といえますが、映像を使った間接的な表現も結構あって、バランスがいいと感じました。

日本で10年ほど住んでいますが、日本は韓国ほど家を所有することにそこまでこだわらない気がします。しかし韓国ではすべてを掛けてでも持ち家がほしい!という気持ちが強く、本作にはそういう風潮がよく表れています。あの最後、思い出してみてください。あの状況でも人ん家に土足ではいりあがって、、、

ストーリーとセリフだけを追ったら予想通りと感じるかもしれませんが、特にそこに力を入れている作品ではないと思います。映像を中心に観ても十分楽しめるほどいい映画でした。