エンプティーヘブンさんの映画レビュー・感想・評価

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.5

レオス・カラックス監督の「ホーリー・モーターズ」のような、アレックス・ガーランド監督の「MEN 同じ顔の男たち」を観ているような気がした。観終わった後の気持ちは後者を観た時に非常に近い。

途中までは
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.0

路花が亡くなった姉、キリエの名前で活動する。
路花とキリエが一人二役であることから、まるで亡くなったキリエが生き返ったようにも見える。

路花(るか)という名前からイエス・キリストの生涯、教え、死、復
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.5

隠された時間以来8年ぶりの作品でしたが、いい作品でした。制作費20億円前後の作品なので基本的には商業映画、娯楽映画といえますが、映像を使った間接的な表現も結構あって、バランスがいいと感じました。

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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.0

マリー・アントワネットのギロチンから始まった物語が、ナポレオンの死で終わる。彼の象徴でもあるあの帽子を被ったまま倒れるが、その姿がギロチンのように見えた。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

韓国まで来て鑑賞!
先に一つ。日本で公開できないほどの内容ではないと思いました。広島、長崎での原爆に関する直接的な表現は皆無に近いです。正直気を遣いすぎているのではないかと思いました。本作はあくまでも
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

二人のの列車は止まっている。向こうの列車は勢いよく線路の上を走るが、二人の列車が動くことはない。誰もが通るであろう線路の上を二人は通れない。みんなと同じ道じゃなくてもいい。這いつくばってやっと通れるト>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

5.0

トンでもない駄作、あるいは名作。
象徴が多いというか、100分間に渡ってすべてのシーンに象徴しか映してないと言ってもいいぐらい溢れている。

最後の数十分に及ぶ長いシーケンスにおいて、エスカレートする
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スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班(2017年製作の映画)

2.0

因みにFilmarksには2017年製作映画ってなっているが、クレジットには2019年製作と載っている。

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.0

日本リメイク版『最後まで行く(2023)』を観て、だいぶ脚色されているなと思い、数年ぶり2回目の鑑賞。テンポよく進み、観て楽しむエンタメ映画として面白い。エンタメに不要な蛇足なメッセージなどの余分なと>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

1.5

フィルマークスに酷いこと色々書いてきたけど、私に無意味な作品が誰かにとっては名作かもしれないと思った。改心までは至らなくても酷い文言の入ったレビューは削除した。(確認漏れがあるかもだが……)だが……本>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

2014年、クイルが再生した『Come and Get Your Love』で始まったシリーズが2023年、ロケットが再生した『Come and Get Your Love』で3部作が終わった。(厳密>>続きを読む

彼とわたしの漂流日記(2009年製作の映画)

3.5

『FRANK -フランク-』、『ワンダー 君は太陽』に通ずるところがあって、観方によってはかなり評価がかなり異なりそうな作品。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

エージェントを通さず、選手の両親に接触することは許されない。

片側1車線の黄色い中央線を越えて、前の車を追い越して走るソニーの車。

それまでなんでもなかった存在に新たな価値を与え、それまでのパラダ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

過去の作品を現在に合わせて再解釈、再構築した作品かな?と思ったが、そうではなかった。演出も芝居もVFXなど、作品全体が古いと感じる。これはすべて「あえて」、子供のころの思い出を刺激するような作りになっ>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

オンライン講座に参加した学生たちの顔を映した映像がマス目に並んでいる。そこに一つだけ真っ暗なマスがあり、カメラはその真っ暗なマスへと進む。「ザ・ホエール」とタイトルショットが続く。

まるでクジラのよ
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