このレビューはネタバレを含みます
設定にいろいろ無理が多くてラストまで冷めた目で見てしまった。
韓国初の月面着陸を目指した打ち上げがエンジントラブルで失敗して、今回は二度目のチャレンジ。しかし次々とトラブルが起こり主人公と管制塔は絶望の淵に立たされる。しかし奇跡的な救済作戦が実行され、ラストは感動に包まれる…
初回の打ち上げ失敗のエンジントラブルが大きな伏線になっているのだけど、ストーリーの軸であるこの設定に無理がある。エンジンにバグがあることを知っていながら打ち上げを強行するなど絶対にあり得ない。他にも宇宙空間や月面活動の描き方もマンガなら許容範囲だけど実写では子ども騙し。
ラストの大団円に感動した人もいるようだけど、リアリティが無くバタくさい。
たぶん韓流好きの人はこうした細かい点は気にならなくて、半ば強引な筋書きでも、推しが存分に活躍する姿で満足なのかなと思います。僕のような韓流ファンでもない単なる映画好きは、スクリーンではなく配信で十分かと。