トノバンのことは本当に好きなミュージシャンで、かなり楽しみにしていたが、その期待を裏切らない良作だった。
資料映像とインタビューをうまく繋いでいたように感じ、いい編集だったと思う。
いくらトノバンが主役の映画だとはいえ、彼の周囲に居た偉大なミュージシャンたちが口にする言葉の価値性は想像以上のもの。
アートという音楽を超越した次元に居たことを再認識するもので、ただの名曲ではなく、歴史に残るような作品群を一気に聴くと、閉口してしまうほど。圧巻である。
その才能ゆえ、自らすらコントールの難しいスピード、ペースであったのだろうかと。
しかし裏を返せば、時流をも超越した彼のセンスは永遠だと信じることができるはずだ
このプロジェクトの発起人でもある幸宏さんに思いを馳せると感情を揺さぶられて仕方なく、盟友北山さんの言葉が重たい。
こんなことばかり言っているとキリがないが、あらゆる面で洗練された唯一無二の偉大な巨星。
