このレビューはネタバレを含みます
津田健次郎さん好きの友達の推し活のお供で鑑賞。
LINE漫画で途中まで読んでいたものの、ドラマは未視聴。
津田さんの躍動っぷりがすごい。
クセのある動きも、抑揚のある口調も、生き生きとしていて良かった。
倫理的に主人公に感情移入しづらいストーリーのため、鑑賞前からちょっと違和感というか、なんなら反発すら覚えていたのだけど。
思っていた以上にまとまっていて、話の進み具合もテンポが良く観やすかった。
漫画やドラマの中で描かれている細かい部分を知らないためなのか、それとも主人公の悪の部分との対比なのか、主人公以外の方がよっぽど根はキレイな心を持っているんじゃ無いかと思った。
それこそが「本来の正義とは?」と問うための演出なのかな。
【ゆるっとおかみさんポイント】
⭐︎津田さん演じる志野の言った
「自分の幸せのためなら、人の家族を殺してもいいのか」
「お前からしたら俺が悪かもしれないが、俺からしたらお前が悪だ」
(細部違うかも、それぞれそんな意味のセリフ)
いや、ほんとそれ。
⭐︎恭一や大沢の人の良さ
半グレ組織の方がストレートに悪くて、主人公の方が人を嵌めようとしたり、汚い手を使う感じでよっぽど悪いんじゃ…
なんせフクベエだし。
⭐︎インパルス板倉さんがちょいちょい中丸くんに見える不思議。
⭐︎最後に「夫も父親も卒業」という様なセリフ
え、いい感じでまとめたけど卒業しちゃダメじゃ無い?
⭐︎娘さんが正義を貫くというなら、お母さんも逮捕しなくちゃね
と、ツッコミどころは満載なんだけど、その上でのこの「まぁそうだよね」的なまとまり感。
ツダケンファンにはたまらない作品かな。