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REBEL MOON ー パート2: 傷跡を刻む者のGAHのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

昨年から大注目のNetflix限定配信の今作。三部作の第二弾。ザック・スナイダー監督が長年に渡り構想を続けて出来上がったもの。7人の侍がモチーフとのことで、日本らしさをどことなく感じてる私がいる。

変わらず監督お馴染みのスロー描写。
村の美しさ、過去の悲しさ、戦闘の激化。どこでも出てくるこの描写。監督の作風と理解すれば気にならないが、苦手な人は苦手だと思う。自分は苦手。せっかくの戦闘のスピード感が半減されてるように感じ、ここぞというところで多用してほしいよね。

美しい村に心を浄化された救世主達が、自分たちの生い立ちを語り、結束を固めるシーンはなかなか熱いものだった。個々の復讐心がその後の戦闘でも応援したくなる。

好きなところはリアルを追求したような戦闘。村の立地を生かした作品により軍隊を圧倒させるも、兵の熟練と物量で押し切られそうになるところもいい。その度にヒーロー達が先頭で鼓舞し、立ち向かっていくのがかっこよかったよね。

ご都合主義ではあるものの、戦闘で失う命は平等さを感じ、力量に合わない者たちは次々と死んでいく。それはメインキャラ達も同じで、ネメシスの死に様は感動した。忘れかけていた感情を村の温かさや純粋さに触れることで、自分の故郷と照らし合わせ命をかけて散っていく姿。最後は失った心を思い出して、倒れたのは感動でした。

ラストのコラとグンナルの近接戦闘は圧巻だったね。めちゃくちゃよかった。ここを観れるだけでも価値ある作品。

さて、戦艦も軍隊も倒し、新たな真相を知ったヒーロー達はどうなるんだろう。パート3は直近の物語というよりも、かなり先に進んだものになりそう。

コラがついに過去と向き合い戦うぞ。期待してます。
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