内戦下のレバノン・ベイルートで誘拐された韓国人外交官の解放に奔走する外交官を描く。
kidnapモノ連続鑑賞。
とにかく「ハ・ジョンウ兄貴カッコイイ😍」ってなる作品。始めは学閥によって思うような出世の出来ない、冴えない外務官僚だったのに、幾つもの修羅場を潜り抜けることで胆力が鍛えられドンドンカッコ良くなっていく。終盤に下すあの決断も、彼ならきっとそうするんだろうなぁ…と思っていたら、実際本当にその選択をするんだけど、それまで積み重ねてきたエピソードのおかげで醸し出す説得力が半端ない。
1986年から1987年にかけての出来事なので、“あの”全斗煥大統領政権下、更に言えば巷では「1987、ある闘いの真実」で描かれた民主化闘争をしていた頃の話し。政府内での部局の序列というか力関係がよくわかるし、あのムカつく安企部長なんかは、きっと“ハナ会”のメンバーだったんだろうなぁ…なんて事を考えながら観ていた。
ポリティカルな駆け引きあり、派手なアクション・カーチェイスありと、韓国作品らしくいろんな面で楽しめる良作。