プロレスは詳しくなく、フォン・エリック一家もこの映画がきっかけで知ったくらいだけれどとても良かった。
映画の前半では順風満帆の一家の姿が描かれるけれど、後半はドミノ倒しのように不幸が連なる。
観ていて「もしあの時こうしていれば…」と何度となく思わされた。
ケビンはフォン・エリックが呪われた一家であると信じずっと恐れているけれど、呪いに見えていたのは父親の過剰すぎる息子達への期待と厳しさだったのでは。
迷信じみた話は好きではないけれど、それでもケビンがパムと幸せな結婚生活を送り大勢の子供や孫達に囲まれているのは、亡くなったケビンの兄弟達が天国で見守ってくれているからかもしれないとふと思った。
036 / 2024年
