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RHEINGOLD ラインゴールドのmisuzuのレビュー・感想・評価

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)
3.7
ファティ・アキン監督による実在のラッパー・Xatar(カター:クルド語で危険な奴の意味)の伝記映画。

Xatarことジワの両親は有名なクルド人音楽家であったが、イスラム革命をきっかけに活動家となり投獄される。
釈放された一家はその後ドイツへと亡命。
音楽家として再び成功した父は母と離婚。
残された家族は貧困生活を余儀なくされ、金を得るためジワは次第に犯罪に手を染めていく。
紆余曲折がありすぎてとても1人の身に起きたこととは思えず、Xatarの人生の物語から目が離せなかった。
人物としてXatarには魅力を感じるものの、彼が音楽と出会いこれしかないと感じる描写が弱く、音楽映画としてはやや物足りなさがあった。

034 / 2024年
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