犯罪映画なのにその描写はほとんどなく、多くをお互いを疑い始めたメンバー同士の会話劇が占める。登場人物がみんな個性的なもんだからこれが本当に面白い。
冒頭で監督自身が演じるブラウンがマドンナの「Like a Virgin」について熱く解説するシーンで完全に掴まれたよね。ほとんど本筋とは関係がないのに。
あとはパルプ・フィクションにもあった時系列操作がやっぱり好み。
初長編かつ低予算でここまでの作品を作り上げてしまうタランティーノの監督のセンスたるや...。めちゃくちゃ面白かった。映画館で観られてよかった。
クライマックスシーンで3人がそれぞれの対象に銃を向け合っていた時、なんでエディも被弾したんだろうって銃声のタイミング的に謎だったんだけど、そういえばここってミスで同時に爆発したみたいなのどっかで見たな。
002/2024