fishmutton

奇談 キダンのfishmuttonのレビュー・感想・評価

奇談 キダン(2005年製作の映画)
5.0
とても好きな感じだった。
少々大仰な感じはするが、奇妙で面白かった。

諸星大二郎原作ということで鑑賞。原作も読んでみたい。
隠れキリシタンの伝奇ミステリー。

大学院で民俗学を研究する佐伯里美には、小学1年生の夏の2ヶ月の記憶が欠落している。彼女は研究資料から、度々夢に現れる少年が隠れキリシタンの村で自身とともに神隠しにあった少年だと知る。自身の記憶の謎を解くため、彼女は村へ向かう。村の奥地にあり、未だに隠れキリシタン信仰を続ける“ハナレ”がどうやら神隠しと関係しているようで・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
里美:主人公。大学院生。文学部民族学専攻。幼い時、東北にて新吉と神隠しにあったが帰ってきた。その間の記憶が欠落している。
村:ダム建設を誘致した。村民はカソリック。ハナレはダムの底へ沈む予定。ハナレは村の恥部とされ、交流が絶たれている。
ハナレ:村の奥地の谷にある集落。隠れキリシタン信仰を続けている。村民は7歳ほどの知能しかないといわれる。
学者:独自の進化論を提示した学会の異端児。ダムで沈む前にハナレの調査に来た。
役所:役所の観光課の人。里美のガイド兼運転手をつとめる。村の恥部であるハナレのことは公にしないで欲しい。
神父:村の神父。独自の進化を遂げてカソリックとは異なるものと成り果てた、隠れキリシタン信仰を快く思っていない。
男:山で磔になって殺された男。道が断絶したため、遺体は教会地下に安置された。
駐在:村の駐在。殺人事件を調査。
男②:ハナレの男。駐在の元へ来て「皆が遠くにいく」と言っていた。
おたえ:村の婆さん。神隠しから帰ってきた1人。
シズエ:おたえと暮らす。神隠しから帰ってきた1人。
fishmutton

fishmutton