李

Saltburnの李のレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
3.9
"僕は彼を愛した
そう、愛したんだ
でもそれは恋なのか?"

なにこの映画、、、美しくてとてもきもい。不穏なOPで心を掴まれた。バリーコーガンの役者魂というか、とんでもなさに終始大感心。こういう役をやらせたら誰も彼の左にすら出られない。一生近寄り難い一匹狼を演じているイメージなので、普段どんな人なのか気になる。役者さんって初期に引き受けた役のイメージで以降もオファー来ることが多そうだし大変そう。。(本人がその道のエキスパートになりたいとかなら良いけど) でもバリーのこういう役を見られなくなるのは寂しい。そんなことを考えながら観ていたけど、お話も相当ブラック。行き過ぎてしまった愛と、表裏一体な羨望と敵意。盲目的にフェリックスの傍にいることを願い続ける姿と、すべての行動においてそこまで彼を突き動かし続ける感情の存在がとても悲しい。恋愛の仕方が育ってきた家庭環境から影響するのと同じで、彼の過去が形成してきたんだろうか。Promising Young Womanの監督さんということを鑑賞途中に見て納得。猛毒の取り扱いに長けてるなぁ、

♪this modern love / bloc party
♪time to pretend / MGMT
♪murder on the dancefloor / sophie ellis bextor
全裸で練り歩くバリーの姿が頭に数日いる😂
李