李さんの映画レビュー・感想・評価

李

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

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「こんな親戚は嫌だ」の大喜利大会だと思って観ればやや面白いのかもしれない。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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観たい映画の情報完全シャットアウト式が裏目に出ました。カラーとモノクロ行き来の意味すらよく分からなくて3時間困ってしまった。小6の時の担任が原爆や戦争に対して強い憤りを感じている人で(毎年広島に行って>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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oppenheimerとはしご🙂‍↕️
今年は映画館で爆睡してない♪と余裕こいていたら寝ちゃった笑 πもですが、偉大な監督らのデビュー作に完敗です…映画界の偉人たちは最初白黒で撮りがちってことは分かっ
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異人たち(2023年製作の映画)

4.0

公開日のレイトショーにて。0時過ぎの帰り道をサントラを聴きながら歩いた。ふと寂しさに襲われる夜が似合う美しい映画。喪失と孤独を抱きしめる愛。たくさんの愛。私の考える愛(相手の心の影りを受け止める、いか>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.7

仕事が早く終わった日に映画館に行きたい気分で、でも時間がぴったり合うのがこの映画しかなく。omen(1976)未鑑賞だけどいける、面白かった。耳から目から不快な気分になるものがたくさん詰まってる。神父>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.6

色んな感情が渦巻いて難しかった。手も出さず学業を促しプリシラを大切する姿、スターとの恋に純粋にキュンキュンさせてもらったかと思えば、随所に散らばったプリシラを掌中に収めようとする高圧さにん?と思わせら>>続きを読む

ステイ(2005年製作の映画)

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解説サイト必携の難解さだけど、不確かな映像と悲しみに満ちた雰囲気が良い。donnie darkoみたいな(違うかもしれない) この時代の映画のくすんだ映像も好き。お気に入りユアンより若きゴズリンに目が>>続きを読む

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

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デビューから強い😰OPかっこよすぎる、、何言ってるのかよく分からなすぎて眠くなってしまったけど笑、マックスの感じる頭痛やイライラを音におこした不快感で満たされた映像と音楽(πr^2)のイケイケ具合はピ>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.9

인연(縁)
=結婚した2人には8000回の前世を経た縁がある

愛とは何かたまに考えたりするけど、この映画がアンサーかもしれない。相手を尊重すること。一緒になることが決して正解なわけではなく、そこに優
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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"BE WARE THE DOG KILLER"
アンドリュー・ガーフィールドが出ているのでずっと観たかった!闇のラ・ラ・ランドと言われていたことが頭にいたのですが、なるほど… 成功の代償以前に成功し
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ブレスレス(2019年製作の映画)

3.7

妻に会うためSMに通う異色の純愛映画。自分が過去の昇華がおそろしく下手なため、過去に囚われる質の主人公は共感できない部分があっても味方目線になってしまう。大切なことに目が向く状態ではなく、逢瀬のため死>>続きを読む

それぞれのシネマ 〜カンヌ国際映画祭60回記念製作映画〜(2007年製作の映画)

3.8

32名の監督(錚々たる面々)による映画館がテーマのオムニバス。宝箱みたい。たった3分間だけどジャンルも違えば映画館の切り取り方もまったく違って、作品後に表示される名前でこの監督だったんだ!となる時間が>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.7

MCU関係なさそう(最近のMARVEL疎くてSSUっていう呼び名も昨日知った😞)なのと、謳い文句に誘われて。他のMARVEL作品もこんなもんだろって感じでなぜこの謳い文句にしたのかよく分からんが、期待>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.5

ドミニク・モル監督なので楽しみにしていました。人間だから感情ももちろんあるし、物事を多角的に且つフラットに見るのってとても難しい。映画の世界でしか捜査の世界を見ないから、そっか現実はきっとこんな感じな>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.8

洋画の楽しさを終始感じました。華やかで何でもアリで観た後に何も残らないような。褒め言葉です。アタック西本ばりの角刈り(だから彼が広告起用されてたのか笑)のせいでヘンリー・カヴィルが画面に映る度にちょっ>>続きを読む

フォルス・ポジティブ(2021年製作の映画)

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現実なのか、妊婦さん特有の不安障害なのか、泳がされるストーリーはローズマリーの赤ちゃん的(オチは全然違うよ!)。出てくる人みんな胡散臭くて、ピアース・ブロスナンが特に強キャラ。すごく面白くはないけど、>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

101匹わんちゃんのお話を覚えていないのでクルエラがどういうヴィランなのか分からないし今作とは別物なのかもよく分からないけど、前日譚安定の闇堕ちに至った生い立ち物語で悪者だと言い切れなくさせるのが良い>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

悪なき殺人みたいな一風変わったミステリー映画を想像して行ったので(ポスターも似てるし)、ドラマ的なテイストで拍子抜けした。"視覚障害の"少年は全然ポイントじゃなかった💦いくら第三者が推察しようと、死の>>続きを読む

犬人間(2022年製作の映画)

3.5

上映館少なすぎるのでU-NEXTで。マッチングアプリで出会った男性(億万長者のミッチェルホープくん系のイケメン)が犬人間を飼っていたら?イケメンならなんでも許されるんかーいって感じで中盤まで面白かった>>続きを読む

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.6

David Fincher🎬9/13
無敵すぎるパニックルームからどうやって話進めるのと思っていたけど、何かしらのイベントが定期的に起こってしっかりハラハラさせてくれる。フィンチャー映画の物の接写映像
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

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「人生には二つか三つの物語しかない。しかし、それは何度も繰り返されるのだ。 その度ごとに初めてのような残酷さで。」

音楽とダンスに彩られた激動の時代の群像劇。明らかに良い映画なのは分かるけど、誰が誰
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ミラーマスク(2005年製作の映画)

3.6

少女が不思議な世界に迷い込む。当時のCG技術も相俟り、シュルレアリスム的な摩訶不思議な世界観。顔がないから仮面を被る人々と、機械人形がclose to youを歌いながらヘレナをドレスアップするシーン>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

3.6

私ともう1人女性の方しかいなかったの、観に行って良かった🌼私のミュージカル映画録もようやく100本目。スピルバーグ版は未見です。なんか長ない…?と思っていたら140分もあったのか。話がすっ飛ばない程度>>続きを読む

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.1

「死人が食卓を囲む夢をいつも見ている」
「神に見捨てられ政府に裏切られても、愛が勝つのか」

目的の4作目に到達しました。目的以外の3作もとても面白くて、シリーズものろくに観ていない私があっという間に
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.0

監督が変わり作風が一変。猪突猛進捜査が引き続き危なく終始ドキドキする(トキメキではなく心配の方) そして、現実にある宗教名で進むのに驚き。神や何かを信じて心の拠り所にするのは個人の自由だけど、それを押>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

2024/2/16
ついに公開🤱🏼🪽🛶
好きすぎて何回も再生した本国の予告のシーンたちがようやく繋がった!ただ、劇場鑑賞で最重要な同じ列に来る人ガチャに大負けし帰宅後も消化不良😣上書きのためもう1回足
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

カールの無茶な捜査に拍車がかかっていて、常に「頼むから死なないでくれ」と祈りながら見ているけど、人間味溢れるキャラクターが渋くて本当にかっこいい。大分扱いづらいであろう彼を否定せず抜群の包容力でフォロ>>続きを読む

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.8

クリストファー・ボー監督の映画観てみたいな→特捜部Qカルテ番号64→せっかくなら1作目から観てみよう の経緯で観た。迷宮入り事件というテーマにぴったりな北欧の陰鬱な雰囲気が重悲しく良くて、頑固で優秀な>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.5

仕事帰りに♩観る前も観た後もずっとルンルンでした。耳と心臓に悪そうな爆音IMAXレーザーが本当に本当に最高で、目の前で繰り広げられるライブかのよう。画面の隅から隅まで心の底から音楽を楽しんでいて、とに>>続きを読む

おしゃれキャット(1970年製作の映画)

3.7

幼少期マリーちゃん大好きで何回も観ていたけどお話何も覚えていなかった。。とんでもない話だけど、三兄弟がとにかくかわいく癒される。婦人のお屋敷で大切に育てられている一家が外に出た(出させられた)ことで、>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.6

相手の今を覗けるSNSも良いのかもしれないけどそういう世の中に慣れてしまっている身としては、電話番号を紙に書いて渡すしかなくて、次会う約束も不確かなこの映画みたいな恋愛がとても羨ましい。お互いに惹かれ>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

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本日も2本鑑賞🐎⛰
私も思わず隠居したくなる素晴らしい景観とは裏腹に、田舎の時が止まった閉塞感、コミュニティが狭いからこその過干渉、新たに加わったもの気に入らないものへの徹底的な排除、不快でとても嫌な
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.9

"僕は彼を愛した
そう、愛したんだ
でもそれは恋なのか?"

なにこの映画、、、美しくてとてもきもい。不穏なOPで心を掴まれた。バリーコーガンの役者魂というか、とんでもなさに終始大感心。こういう役をや
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

先行上映にて。

絵本のようなメルヘンさもありながら、シュルレアリスムのようにちょっと怖さもある唯一無二の美しい作品。CGもここまで突き詰めてもらえば芸術の域。上映時間内に摂取しなければならない目から
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NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ノセボ効果:薬・治療に対するネガティブな期待や不安が、副作用のような症状を引き起こすこと→幻覚?

勘だったり読みが良い人以外は終盤まで因果関係が読めない構成に感服したし、想像を巡らしながらの鑑賞が楽
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.6

2024年劇場はじめ🐂
2本はしごしました。

"鳥には巣、蜘蛛には網、人には友情"

単調さに眠くなり、ルーが家に呼ぶシーンから乳絞りまでワープしてしまった。このポスタービジュアルの情報しか知らず、
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