キョロ充チー牛陰キャの一発逆転サマー
愛と憎しみは表裏一体ではなく隣り合わせ。
爽やかな学園BLモノ風な前半ではあるものの、冒頭の語りを聞いた後だと否が応でも不協和音と不穏な雰囲気を感じざるを得ない。
中盤からはやばい奴のバーゲンセール。
その中でもオリヴァーのレベチな倒錯っぷりは日を追うごとに加速して暴走する。
終盤にかけて畳みかける、心の底から溢れ出る気持ち悪さに目が離せなくなっていくものの、あまりにも短絡的で幼稚で無邪気な動機と計画はもはや不快感通り過ぎて快感。
この世界ではオリヴァーの両親こそ最後の良心。