人間

Saltburnの人間のネタバレレビュー・内容・結末

Saltburn(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

バリー・コーガンが主演ということで身構えて挑戦したのですがやはり一筋縄ではいかない癖のある作品でした。
一人の青年により裕福な家庭が崩壊していく様はパゾリーニの「テオレマ」を彷彿とさせましたが、本作には痛烈な階級批判などは感じず(私が汲み取れなかっただけかもしれませんが)、格差のある相手への憎悪と愛情、最後に主人公オリヴァーがフィリックスの立場に入れ替わるという点からして、現代版「太陽がいっぱい」という感じでしょうか。
バリー・コーガンって本当に生理的嫌悪感を煽る描写が似合うな〜最後の長回しダンスシーン良かったです。全体的にかなり面白かったのですが、説明しすぎるラストの独白はあまり好きじゃありませんでした。
人間

人間