平成と令和のインターネットを織り交ぜた気持ちの良いブラックジョークが満載
世界を皮肉りまくったニュースの数々
出てくるキャラクター全てから滲み出る、今のSNSのタイムラインを見ているかのような地獄の感覚……
漫画を読んでいた時からうすうす感じていましたが
本当に『今』を象徴としたような、素晴らしい作品なんだなぁ、と改めて魅せつけられました。
そして、そんな世界で斜に構えて皮肉を交えて話しながらも
誰よりも真っ当に青春を謳歌しているおんたんと門出
そんな二人だからこそ、視聴者はこんなにも心が揺さぶられるのかもしれません
そしてヲタクとネット民はもっとデデデデを観てくれ。絶対に楽しめるから。
それでいて『浅野いにお』のイメージとは（個人的に）かけ離れたSF展開……
正にこれは漫画やアニメでしか表現できないのではないか？と思ってしまう演出、ビジュアルや音全ての完璧な出来栄え……
そして、とにかく声が素晴らしかったです。
ダブル主演の幾田りらさんとあのさん双方の演技が上手過ぎる、というかこの二人ではないといけないくらいには大ハマリでした……後章が終わったらおんたんと門出にはもう会えないのか、と思うと本当に辛くて悲しいです。
楽しみにしていた楽曲も二曲とも最高でした。
わたしは毎日通勤時に聴いております。Mステも最高でした。生まれて来てくれてありがとうございます皆さん。
この映画に非の打ち所がない。あえて言うなら劇場で観られなくなってしまうのが勿体ない。
このあと、おんたんと門出がどうなってしまうのか……
後章も絶対に劇場で観よう。
と、思いながらコミックを改めて読み直す酸味であった。
