どんな展開か全くわからない、予想できない120分でした！
前半はおんたん、かどで含めた5人の女子高生の日常がゆるりと描かれる。
しかしその中にも、地球外生命隊が空に浮かんでいるという、常に危険と隣り合わせである状況が随所に見られ、平和な日常と迫り来る危険のコントラストに、不思議な感覚を味わいました。
常に得体の知れないものの脅威に怯えながら、でもそれがどこか日常になりつつある。
色々な憶測が飛び交う中、その情報を信じ絶望する者と気にせず日常を過ごす者の対比は、地震などの自然災害、近年流行したコロナウイルスが発生した際にも実際に目にした光景に似ていました。
国内で大震災や災害が起きても同じ国の別の場所では普通の日常があったり、コロナが蔓延して一時は外出自粛等の規制がかけられる程だったが、今ではそれもすっかり日常に溶け込んでいたり。
どこか自分たちの現実とリンクしていて、そんな世の中を、自分達の行く先を心配したり不安になる彼女達につい共感してしまう。
あるシーンからガラッと物語の雰囲気や登場人物達の見え方が変わり、原作未読だったのでかなり不意打ちで驚きました。
色んな人が様々な思いを抱えながらそれぞれの"正義"を貫いていくのだろうか…後編もまた違う物語が展開されそうで、楽しみです！
