このレビューはネタバレを含みます
前後編一挙上映!
前後編の映画でしっかり作ったことが凄い!偉い!この2ヶ月楽しみにしてて良かった
結局ひろしの「希望を失わないためには最後まで誰かを守り抜く」って言葉の話だった気がする。じゃあ、門出の居なくなった世界で生きるおんたんは希望をもう持てないのかな、直ぐには無理だろうな、繊細なおんたんにとって言いたい事が言える門出は絶対のヒーローだもんね。でも、ちゃんと生きてたら門出の居ない世界でもいつかは自分自身の力で変われたんじゃないかとも思う。依存的で独善的な選択を理解出来なくはなくて、でも生きてさえいればと私がおんたんに思うのと違う意味でおんたんは門出に生きてさえいればと思うんだよね。やはり侵略者と出会ったせいで門出とおんたんは凄い速さで近づき離れてしまった。であれば、出会わない世界でみんな平等にランダムに苦しむ方が健全なのか。もう分からなくなってきてしまった。
トロッコ問題に答え出しちゃう系の映画観る度になんでだよって思ってて、おんたんが門出に向かっていった「そんな答えなら出すなよ、ずっと悩んどけ」みたいな言葉、私もおんたんに思ったよ
どいつもこいつも身勝手な正義を縁に生きてるんだな。正義なんて相対的でたまたま良い人と認定されるか否かの問題でしかない(哲学を学んだ人間にしてはちょっと早計で安直な思考かもしれない)。間違えない事なんて不可能で、「罪を許さず人を許す」っていう前編でひろしが言ってた言葉が印象に残った
どんどん変わって、終わりに向かってく世間の傍らいつも通りの日常を過ごしている門出達が交互にスライドしていって、あのほとんど何も無く、たまにちょっとしたイベントも起こる程度の退屈な日常をただ生きている尊さ。目の前の時間を生活している愛おしさをビシバシ感じて良かった。それが節目で日常へのメタ的な感傷になっちゃうんだよね。門出とおんたん2人ていそべやんの歌歌いながら下校している延長線上の世界に居れてるんだと思うと、この選択したおんたんやっぱ責められないよな
画ずっと激ヤバで見応えあった〜!
これから原作読んで違いも楽しみたい!
色んな人の感想も読みたい!