グラップラーKOKI

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のグラップラーKOKIのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前編は良作。後編は…うん。

映画オリジナル展開という触れ込みに誘われて、ウキウキ気分で見に行ったんだが…何というか…その…「コレでええんか?」な原作ラストをあまり払拭出来てないどころか、原作以上に消化不良な結末で内心困惑してる…

原作だとヒロイン達のその後は描写せず、人類滅亡世紀末ルートに入り、なぜか行方不明だった門出の父親が平和な並行世界に移るという訳の分からない終わり方をしていたのだが、本作は中途半端に東京のみが消し炭になり、それ以外は無事という雑な事極まりない締め方をしていて、これだったらもういっそ気持ちよく「人類滅亡ウェルカム世紀末世界!」な原作のオチの方がまだマシにすら感じた。

内容に関しても、前編のヒロイン2人に焦点をおいて原作のゴチャついてる部分を上手くオミットした作劇はとても見やすくて、原作よりも話がスルッと頭に入りやすかったんだけど、後編はなまじ映画オリジナル展開に走っていたせいか、終盤に差し掛かる頃にはヒロイン達より侵略者側の大葉くんに焦点が行き過ぎていて視点がゴチャゴチャになっていたし、悪い意味で原作を再現してしまっていて正直言ってガッカリ。前編合わせて総合的に測ると凡作…かな…