このレビューはネタバレを含みます
※原作一部既読
原作にはないオリジナルの結末を迎える後章。
原作では所在が不明だった門出の父親に焦点が当たったトゥルーエンドだったことに対して、アニメでは門出とおんたん、そして大葉の3人に焦点が当たったビターエンドとなっている。どちらの結末がこの作品に合っているかと思えるかは各個人の好みにもよるが、個人的には原作の方が好みだった。荒廃した世界に限られた人物が生き残る終末感がもう少しあった方がインパクトがあったかなと。
映像的には原作者浅野いにお氏が作詞したでんぱ組.incの楽曲「あした地球がこなごなになっても」をバックに東京が滅亡するシーンが印象的だった。ただ前章と同様に劇場作品として突出した作画(特に動きの面)はなかったのが惜しいところ。
全体的に悪くはないけど、どこか当たり障りのなさを感じてしまった。