経験値低そう
ある晩に、何かから逃げるように飛び出してきたトラック運転手を轢き殺したことで、塞ぎがちになっているフランキーちゃん。幸い事故で片付いたものの、それ以降、なにやら誰かが付近に潜んでいる気配がある。
そんな彼女の傷心を癒やすべく集まったパーティ会場で発生した謎の大虐殺。フランキーが目撃した犯人はどう見てもマネキンだ!友人らにも集まってもらい、状況を説明していたところ、全員が殺人マネキンの標的になってしまい…みたいな。
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若者!化け物!死!スーパーシンプルホラーのマネキン選手になります。…あっ…君、結構…ポンコツだね…。
本作のメインコンテンツ、マネキン。動いているのは見えないのに、襲撃フェイズに入ると目を逸らしたら瞬間転移してくる…という性質のマネキン怪物で、要するに”デス・ダルマさんがころんだ”…『リーサルカンパニー』で言うところの”コイルヘッド”です。
ただこいつ、製作技術の都合なのか本当に動かない。ヒュッヒュッと動くカメラの先に設置されたマネキンに、人物らが頑張ってリアクションする形なので、画面もお話も盛り上がりは皆無。なんと殺人描写もありません!
とうとうこの半笑いプラスチック人形だけで持たせることを諦めたような展開は、色々と(まぁそうだよね)という気分になってウケます。まぁそうだよ。
思わず「ンフッ」と空気漏れるくらいは笑える解決のしょうもなさは好き。僕はマネキンに性的興奮を覚えるんですけど、このマネキンはえっちじゃなかったです。
個人的に気に入ったのは、mannequinmannequin論文、歩く首なしマンです。