風来のリヨナ

アニマル大戦争の風来のリヨナのレビュー・感想・評価

アニマル大戦争(1977年製作の映画)
3.0
黙れチビゴキブリ!

都会人向けの登山ツアーに興じる十数名の老若男女。ヘリで高所からスタートして、各所でキャンプしつつ目的地を目指す…という趣向。

そんな彼らを迎えるのは、どうにも様子のおかしな動物たち。しつこく付け回す猛禽の群れに、オオカミに…と不穏の極み。ギリ騒ぎ立てる程でも無いと判断した一行だったが、キャンプが襲撃されたことを皮切りに恐怖の登山が始まる…みたいな。



ソフトは微妙に値が張るらしいのに、いつの間にかアマプラにあるとのことで早速乗り込んだ古の動物パニック!
「オゾン層の崩壊を放っといたらこうなるかもよ〜」な、もっともらしい警告文に始まり、その影響で色んな動物が凶暴化して襲撃してくる…というあるかも知れなかった世界を描いた環境警鐘タイプのお話です。

出演動物は古なので当然本物!…ですが、熊にオオカミにデカネコ科が同じ画面にいる不思議な光景だったり、スーパー犬パニックだったりと、動物でわたわたするパートはそれなりに面白いものの、全体的に展開が結構モタモタ気味…。
加えて、襲撃される割にはそれで死ぬことが少なすぎる気がして、微妙に煮えきらなかったんですよね…。

似たとこの『猛獣大脱走』と比較すると、めちゃめちゃ倫理的で、この手の物にありがちな苛烈な動物南無描写は全く無かったと思います。まぁ要はその分、普通に物足りないんですけど…。
本物志向!でも動物安心!という物が観たければ本作はちょうど良いのかもと思います😌

個人的に気に入ったのは、猛禽類の集団にボコられる女性、蛇まみれ車、バイオ2式飛び込みーヌです。
風来のリヨナ

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