coco

ミシシッピー・バーニングのcocoのレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
3.8
人種差別、KKKが行った実際の事件
を基にした作品。

このテーマの作品を見る度に
うんざりするのに、やっぱり観てしまう。

特にKKKに関しては、毎度、吐き気が
する程のクズっぷりに嫌気が差すのに、
やっぱり観てしまう。

そして観終わって、やっぱりうんざりした。

人種差別が根深く残るアメリカ南部の
ミシシッピーで公民運動家3人
(白人2人と黒人1人)が行方不明になった事からFBIが捜査に乗り出すが、想像以上の人種差別の
壁に阻まれる…。

ごりごりの社会派サスペンスの名作。

何度も言うけど、吐き気がする程
酷いです。
同じ人間だと思えない、いや、思いたくない
KKKの行動に怒りしかない。

そんなうんざりした気持ちでもラストまで
観れてしまう一番の要因は
主演ジーン・ハックマンの存在。

まーーー渋い。渋くてカッコいい上に
ウインクなんてしちゃうチャーミングさ。

ジーン・ハックマンの演技だけで
充分観ていられる。

そして若き日のウィレム・デフォー。
ウィレムが普通の人の役やってます(今や貴重?)
同じく若き日のフランシス・マクドーマンド
も観られます。

後半の牧師の怒りの言葉が
胸にグサグサ刺さった。

肌の色は違えど皆、赤い血が流れてる。
coco

coco