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ミシシッピー・バーニングのoliveのレビュー・感想・評価

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)
4.2
奴らよりはマシ、人は自分を底辺に置きたくない、差別の大元はそんなところなのではないかと常々思う。
人種問題であれ被差別部落であれ人としての差はない、差別する側の無知、無教養。ただそれが憎しみの対象、暴力の対象になるまでの距離が理解できない。
大量に投下されるFBIが全部白人で本気で解決したい人がどれぐらいいたのか?
インタビューに答える白人が活動家らが仕組んだ自作自演だと言う、今ロシアがウクライナに言うのと同じだ。ほとんどの人は自分の信じたいものだけを信じる。
救いたいのに肝心の黒人が報復を恐れて証言を拒む、経験がそうさせる、仕方がない。
相棒二人もいいけど常に一緒にいた眼鏡の捜査官が地味に良かった。
私がそこにいる白人だったら、黒人だったとしたら…。
「憎しみは教えられたもの」やはり全ては教育なのだ。
「見て見ないふりをした者みなに罪がある」

一言で言ってしんどい映画だ、昔話じゃない。
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