スギノイチ

陪審員2番のスギノイチのレビュー・感想・評価

陪審員2番(2024年製作の映画)
3.5
もし『十二人の怒れる男』のヘンリー・フォンダが実は犯人だったら…という変奏曲のようだが、『牛泥棒』に薫陶を受け、『奴らを高く吊るせ』でアメリカ映画に戻ったイーストウッドがこれを撮ったと考えると、ニコラス・ホルトの造形がまた違ったものに見えてくる。
他の陪審員たちは間違いなく「私刑」をしようとしていた。

すっかり老けたキーファー・サザーランドが出てくると、イーストウッドの盟友だった父親の姿が重なってしまう。
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