ニコラス・ホルト演じるジャスティン・ケンプは、
ジョージア州で出産間近の妻と暮らす。
彼のもとに陪審員召喚状が届く。
恋人をケンカの末に殺した男の裁判。
容疑に疑いの余地はなく、
数時間で評決に至る簡単な審理だと思われたが…。
クリント・イーストウッド監督の最新作なんだが、
劇場公開されずにU-NEXTで配信のみとなりました。
何度も引退すると漂わせていたのだが、
何だかんだで本作は2024年の94歳で撮られており、
驚かされっぱなしである。
クリント・イーストウッド監督も2025年で95歳です。
本作が最後になるのか?
本作はタイトルからわかるとおり、
法廷劇であり、
ジャスティンは陪審員の2番に振り分けられる。
事件は1年前にバーにて、
ジェームズ・サイスが恋人のケンダル・カーターと喧嘩し、
その後、
ケンダル・カーターが道路の橋の脇下で無残な姿で発見されたという事件。
とても分かりやすい事件だと思いきや、
偶然にもジャスティンもその日の夜に同じバーにいたという。
そして、
バーの帰りに近くの橋のあたりで何かを轢いたことも。
えーどういう事なの?という感じで引き込まれます。
序盤に全てを明かされて、
これ以上何も明かされない状態で、
後はジャスティンのうやむやがひたすら描かれます。
曖昧なラストで視聴者に委ねる感じで終わるのだが、
都合のいい結末ではないことは確かだと思う。