これが本当の「ロストフライト」というか、飛行機が雪山に堕ちて、そこからの凄まじいサバイバル(スキルというかメンタリティ)を描く、実話モノ。
正直めちゃくちゃ面白かった。
私は本当に面白い作品を鑑賞したときは、興奮でサブイボがたつ習性があるのだが、今作でもあまりの凄まじい展開に中盤でサブイボが立ってしまった。
雪山、食料も何もないなか、1,2日生き残りましたとかいうスケールの話ではなくて、まさかの長期生活という実話で、その展開には絶句の連続。ハラハラもするし、絶望に寒気もする。よくもまぁ生きる気力を失わないなといったところもすごい。
こういう映画を観ると、遭難した人の捜索って、見つかるまで細々でも続けてあげるべきだなといったところで、絶望的な状況でも死なずに必死に超人的なやり方でサバイバルしているケースもあるのだなとはひしひしと感じた。
この映画は、小さい家のテレビで観るのではなく、壮大な雪山をガチで感じるために映画館で観るべき作品だとは思う。
良い作品でした、満足。