ミニー

雪山の絆のミニーのネタバレレビュー・内容・結末

雪山の絆(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

この事件のことも、「生きてこそ」という映画の存在も知らず、なんの覚悟のないまま何となく見始めました。

途中で薄々思っていましたがまさか本当に実話だったとは。最後まで見終わった後ネットで調べてやっと信じられた。

最初の1週間くらいは自分だったらどうする?などと考えましたが、災難があまりに多くそんな事を想像する事すらも出来なくなりました。即死出来た方が良かったのでは無いか?とすらも思いました。


キャプテンが希望を示したのも良い。
何も物資の無いなかでの医大生の施し。
家族や友人の肉を処理してくれた3人。
無線機の知識があった人。
サングラスを自作した人。
最愛の人を失ってもその愛を語ってくれた人。
自分は食べなかったのに、友のために命を捧げる事の尊さを手紙に残したひと。
歩くことを想定し途中からトレーニングを始め、極限の中10日以上最後の最後まで歩くのをやめなかったひと。
荷物を乗せないとヘリに乗らないと言った人も良かった。
救出後非難されつつもこの実話を本にしてくれた人も。

この全員がチームメイトとして居合わせたからこそ、助かったのだと思う。
私達に伝えてくれてありがとう。


人間ってこんなに壮絶なことも乗り越えられるんだと思ったら、無限の可能性があると思えた。
ミニー

ミニー