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メンゲレと私のsuのレビュー・感想・評価

メンゲレと私(2023年製作の映画)
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原題のA Boy's Life通り、内容はホロコーストを生き抜いた1人のユダヤ人少年の人生の証言であり、観客としての私がナチスの代表的な人物として知っているメンゲレという名前も彼が通過した地獄のひとつで、当然ながら凄惨な地獄はその先にも後にも幾つにも存在していた。
とにかく1人でも多くの人が耳を傾けるべき証言であり、自分のようにメンゲレという名前に興味を持ち観に行った身としては「メンゲレと私」という邦題は本作を観るきっかけとしてはとても有り難かった。

感情を抑えることで生き延びることができたと語るダニエルがオペラで歌を聴いたことなど、当時の嬉しさを滲ませる表情に胸が締め付けられた。

(点数という基準の作品ではないと思うで星なし)
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