このレビューはネタバレを含みます
悪魔憑きになり腐敗している息子を隠す親子。
専門家に殺してもらわないと悪魔は退治できない。
その専門家を1年以上も待っているとその親子は言う。
しかし、その専門家は殺されていた。
悪魔によって。
腐敗した息子を発見した兄弟二人は地主に相談に行く。
すぐこの村を出ないと感染が広まる。
命が危ないと。
そんな始まりのアルゼンチンホラー。
悪魔憑き悪魔祓いエクソシスト大好物です。しかし、ここは神がいない世界。
悪魔憑きを伝染病のように扱うのが現代的とでも言おうか。
離婚した妻のもとに子供がいるので子供達を連れてこの町を出なければと突然元妻の家へ押しかける。
よっぽど酷い夫だったのか、妻はヒステリックに何を馬鹿な事言ってるの!?と叫ぶ。再婚した男が警察呼ぶか?と叫ぶ。とにかく逃げなければいけないんだ!と叫ぶ
ギャーギャーうるさいのはお国柄か。
するとふいに飼っていた大人しい犬が娘に!
ギャーギャー騒がしさに気が取られてたので思わず「あっ!」と声が出てしまいました。
とにかく、この後は転がり落ちるように最悪な展開に。
女子供老人動物、容赦なし。
腐敗した男の気持ち悪さ。
ドロドロした物もしっかり見せてきます。
主人公の弟の知り合いの女性の家へ。
悪魔やっつける羅針盤みたいなものを持った霊感強いというその女性のところでひとまず休憩する。
その羅針盤で戦うのか!
と思ったがそうでもなく。
自閉症の息子の口の中に何か詰まっている。
父親が取り出そうとすると血を吐き。
なんだ!?と思っていると髪の毛やらネックレスが。お婆さんが身につけていた物。お婆さんを食べたのであろう描写。
気づけば息子が悪魔憑きに。
え?続きあるの?ここで終わるの?
という終わり方。救いなし。
前半の突然のゴア描写に比べ後半失速気味。突っ込みどころもあり。
ですがなかなか面白かったです。