菜緒都

アメリカン・フィクションの菜緒都のレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
1.5
アカデミー賞にノミネートされてて鑑賞。
アカデミー賞は、「その年のおもしろい映画」が選ばれるのではなく「いいとされる映画」が選ばれるんだなーと改めて思った。ケインズの美人投票。
つまり、おもしろくなかった。
あまりに女性の登場の仕方がサブプロットじみてると思って、メタ的なオチなのかなーと思ったら。。

あと全体的にシーンが多すぎる印象。あっちいったりこっちいったり家族と本の事情と恋愛と。
そういう印象を持った要因はわからないけど。

山場という山場がなくすごいフラットに進んでいく感じで、テレビシリーズ見てるみたいなテンションだった。
いいとか悪いとかじゃなく。

これが大人な映画だ!と言われたら、そうですか。子供ですみませんと言うしかない。
多様性、人種問題など、必要とされる項目に全てチェックマークをつけた結果、そんなことはおもしろさ(僕基準)と何ら関係のないことだと示してくれた作品。
30分の短編ならもっと楽しめたと思う。
菜緒都

菜緒都