ちょっとだけ見るつもりが、面白くて夜中に一気観。
正体を隠して小説家になる下りは、『トッツイー』や『ミスター・ソウルマン』かな?と思ったけど、もっと奥が深かった。
ステレオタイプな黒人像が要求される、歪んだ偽善への皮肉というべきか。
障碍者ドキュメントの感動ポルノに似たものを感じる。
かたや、認知症の母や兄弟との和解など、黒人中流家庭の描写も細かくて面白い。
名バイプレイヤー、ジェフリー・ライトの存在感のせいか、安心して観ていられる。
『ストーリーオブマイライフ/若草物語』を彷彿させる展開も大変良かった。