このレビューはネタバレを含みます
半ば冗談と勢いだけで書きなぐったものがベストセラーで、有名な賞まで受賞してしまうという本筋に、介護問題や家族問題が絡む。
黒人のステレオタイプを活写してしまう主人公は、あるべき姿に拘るけれど、本当に真面目。
私だったら、ホイホイ乗っかっちゃうと思うけどw。
なんかここに描かれていることってフェミニズムやジェンダーの中でも共通することかも。
みんなステレオタイプにどこか飽きたり、うんざりしているのだけれど、結局…という。
そこから発酵してどうなっていくかよね。
あと、ロレインの包容力がすごく良かったよね。
胡散臭いけど夢の象徴でもあるハリウッドでのあのラスト!
ニヤリだったな。