小説家のモンク(ジェフリー・ライト)は「黒人らしくない」と言われ、ヤケクソで「黒人らしい」小説を執筆する。ところがその作品が売れてしまう。
差別に対してわかったような口を利いているような人たちを馬鹿にして皮肉った映画。ただそれに対して主人公は思うところはあるけど何もできない。それどころかそういった人らに迎合した小説を書いてしかもヒットしてしまう。最後までモヤモヤする。
モンクの家族や友人たちのストーリーもおもしろかった。何だかんだ問題はあるけどみんないい奴なのよね。モンクはひねくれていて面倒くさい奴なくせにいい人たちに囲まれていてうらやましい。