Charlie

異人たちのCharlieのネタバレレビュー・内容・結末

異人たち(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

40代のゲイの話になっているため、おそらくは原作からかけ離れているのではないかと思います。
原作の小説「異人たちとの夏」とも、小説発行後1年後に作られた同名の邦画(1988年制作)ともきっと違うでしょう。
舞台が英国になるとそれだけで雰囲気が変わるでしょうし時代も違いますしね。

そのような前提は傍に置いて、この作品だけ観ると、孤独を描いた作品という、その一点に集約されると思います。それを強調するために「幼い頃に死んだ両親と過ごす時間」のコンセプトだけ拝借したかったのだろうな、と推察します。
しかし、作品中でアダムはハリーと出会い、ハリーがそばにいますよね。悪いけど、本当に周りに誰もおらず、器用に誰かと体の関係も持てず、本当に文字通り天涯孤独に暮らす人は世の中にいると思うから、そういう人たちから見たら「これで孤独だなんて甘いな…」と感じるでしょうね。

しかし、ハリーよ。いくら怖かったからといっても それはないだろうよ。アダム、心が広いね。
Charlie

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