現実なのか夢なのか幻なのか
目に映るものをそのまま受け取ってよいのか、主人公と同じような気持ちで鑑賞していました。
不思議で不穏な世界の中で、時を経てわかりあえた親子の姿が素敵でした。
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ここ数年でLGBTQの環境は向上したとよく聞きます。ただ、違和感や嫌悪感を抱く人も当然いる。もちろんその人たちの考えを真っ向から否定するのは違うことだと思います。
アダムの両親もカミングアウトを素直に受け入れることはできなかった。
それでも守るべき自分たちの子どもには変わりない。両親の変化と受容には揺るぎない愛があるように思いました。
LGBTQだから守るのではなく、その人個人を大切にする。多様性の意味ってそういうことなんじゃないかなと。
本作のテーマではないのかもしれませんが、いわゆる普遍的な親子の愛というものから学べたような気がします。
「大変さも楽しむべきだった」
ベッド内での会話のやりとりが印象的でした。
